むかしばなし,  風俗かこばな

傷心の移籍と出戻り①

(結婚という言葉にほだされて、からの続編

不本意な移籍

 

 

逃げるような態度になったお客さまには、

もう私からも連絡しませんでした。

 

さて、仕事探さなきゃだけど、

辞めてすぐ元のお店に戻るなんて無理だよね。

 

そして他のヘルス店に面接に行きました。

幸いすぐに採用され、入寮を希望していたので寮に入りました。

 

お客様の気まぐれな言葉を信じて、お店を辞めてしまった私が一番バカなのですが、

思っていたより、心はストレスを感じていたようです。

 

やたらと眠り続けるようになってしまいました。

 

以前は遅番だったのを、これを機に早番にしようと思ったのに、

朝全く起きられませんでした。

 

早く寝ても、朝だるくて眠くて、

強烈な目覚まし音にも全く気がつかず、眠り続ける有様。

 

どうしちゃったんだろう?

 

眠り続けて目が覚めない

 

 

そんなある日、

例によって目覚ましの爆音にも気がつかず、10:00位になっていたかと思います。

 

部屋のドアがガンガンする音で目覚めました。

 

しまった、またやったか。。。

 

内鍵を閉めていたため、

少し開けたドアから、中をうかがっていたのは店長でした。

電話にも気がつかなかったようです。

 

店長はただただ呆れて、どうなってるのよあなた。

という表情でたたずんでいました。

 

私もどうなってるのやら、、、

自分が自分じゃないみたいで、どうしたらいいのか分からないんです。

と、そのまま言いました。

 

朝これだとダメだから、遅番にしてみましょう。

と言われました。

 

申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

ちなみに睡眠導入剤のたぐいは、一切飲んでいませんでした。

 

酒臭い新店長の講習

 

 

客観的に見て、

彼は講習することが、本当に恥ずかしかったのだと思います。

 

実は面接してくれた店長は、本社だったかに異動が決まっていて、

ほとんどの業務を次の店長に任せていました。

 

まだ講習をほとんどしたことがなかったであろう次の店長は、

ものすごい酒の臭いを放ちながら、

ごめんなさいね、だいぶ緊張して飲まないとダメだったんで。

頭ガンガン痛くて〜、本当にすみません。

というようなことを言っていたと思います。

 

だからと言って、人と密着する講習の前日に(当日朝まで?)

こんな風になるまで飲むなんて。

 

そんなに嫌なら、裸のチェックと、

やることの決まりだけ口頭で言ってくれれば大丈夫だけど。

って思ったくらい。

 

私もその日はたまたまほとんど寝てなかったので、

朝からの講習中も半分寝ていたかもしれません。

 

にしても、見るからに酔っ払いのまま講習をするとは。

この人大丈夫?

 

椅子やマットの経験はありましたし、1時間くらいでさらっと終わりになりました。

 

(傷心の移籍と出戻り②へつづく)

 

 

 

 

 

長い話を読んでくれてありがとうございます^_^

 

 

 

 

 

 

 

 

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