予約キャンセルの真相は深かった

 

週末、姫予約を入れていたお客さまが来ませんでした。

当然確認電話もなかったそうです。

 

お一人目のお客さまの確認電話は、私の出勤前のことになるので、

お店がバタついている土日などは、特に対応せずということもあります。

 

そんなことがあって、日頃から感じていた、

シニア世代の通信手段について書きます。

 

 

シニア世代がスマホを持つこと

 

母やシニアのお客さまと接しているときに感じるのはこのことです。

 

▼ガラケーからスマホに変えても、電話機能しか使っていない

 

▼新しいことが嫌いだったり、めんどくさいかったりする人は、

そもそもスマホを使いこなそうとは思っていない

 

電話以外の使い道は、シニアの場合、難易度が低い順で、

 

メッセージアプリ（LINEなど）

写真

メール

検索

になります。

 

でも電話以外のこれらの機能を使うためには、

人によってはいきなりハードルが高くなります。

 

 

文字入力という高い壁

 

今までの人生で、パソコンのない生活をしてきた人、

ガラケーも通話以外していない人にとって、

文字入力というのは、すごく難しくてめんどくさい技能です。

 

年齢的に新しいことや環境に億劫になる人も多いし、

老眼もあるから、細かいものを見るのがつらいんです。

 

 

私でさえ最近は、運転中やそれ以外でも、

圧倒的に音声入力を使っています。

 

音声入力は、ものすごく便利です。

 

母のスマホにもSimejiを入れて、

気軽に音声入力できるようにしています。

 

でもどこをどう操作すると音声入力ができるのか、

ということ自体を忘れるというか、覚える気がありません。

 

そんな母も、自分がどうしても知りたいことがあって、

私がいなくて聞くこともできないときには、

なんとかがんばって音声入力をしたそうです。

 

強い動機がないとやらない

 

 

仕事で使う人はもちろんですが、

孫とLINEをしたり、同じゲームをして話題を共有したい。

といった強い動機がなければ、誰しもやろうとなんてしません。

 

人間、省エネで体力を温存するようにできているのだから、

スマホに限らず、わざわざ興味のないことを、

時間をかけて習得しようとは思わないのが普通です。

 

 

姫予約のお客さまも、スマホにして数ヶ月、

仕事のお仲間にあれこれアプリを教えられたようです。

 

でも、本人がそれをすごく便利だと思わない限り、

わざわざメッセージ送信なんてしないと思います。

 

それで私の送ったLINEを開くことができず、

予約が取れなかったと勘違いしてしまったようです。

 

自分がスマホをうまく使えないことに恥ずかしさを感じて、

電話もしにくくて、そのままにしてしまったのかもしれません。

 

なんだか申し訳ないことをしてしまいました。

 

 

災害時はギガ数のあるスマホ

 

 

そんな母も、先日の相次ぐ台風直撃、大雨の時には、

スマホもできた方がいいみたいだな。

とほんのちょっとだけ感じたようです。

 

それは停電して、家のネット通信が止まったことで、

wi-fiのみで動かしているタブレットが使えなくなったからです。

 

東日本大地震の時のように、回線がパンクしたり、

電波塔そのものが、どうかしてしまわない限りは、

充電さえあれば連絡ができるというのはありがたい限りです。

 

ちなみに私の場合は、何十年も電池式のシャワーラジオを愛用していて、

壊れたら買い替えつつ所有しているので、

災害時も電池さえ切らさなければ、情報は手に入れられるはずです。

 

 

 

大雨の時、

心配して新潟から母に電話をしている最中に、向こうが停電になりました。

 

驚いたことに、真っ暗な状況下でさえも、

大好きなYouTubeを観ようとして、観られないわ！なんで？と言っている母は、

何があっても死なないなと思いましたよ。

 

観たいんだったら、

スマホなら少しの時間は（契約ギガ少ないので）観られるよ。

 

と言うと、さすがに諦めたようですが。

 

この先はこういう災害も増えてくると思います。

 

最低限の無事の連絡などに関することだけは、

母だけでなく1人でいることが多いシニアには、

できるようになってほしいと願っています。

 

 

究極、人間死ぬときは死ぬ。

 

という思考の場合は、年齢関係なく、それでいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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