むかしばなし,  風俗かこばな

傷心の移籍と出戻り②

(傷心の移籍と出戻り①の続き)

なぜか馴染めない新店長

 

 

他のスタッフは普通に良くしてくれましたが、

店長はなんか壁があるというか、心がないというか、

こちらから歩み寄っても馴染めない人でした。

 

そのお店は、完全個室待機だったので、

滅多に他の女の子に会う機会がありませんでした。

が、だんだん顔見知りになってきた20代の女の子と、

出勤してお部屋空き待ちの時に、店長の話になったことがありました。

 

その子が言うには、

ほとんどの女の子があの人のこと嫌ってるよ。

ごくごく一部の子とだけ打ち解けてるみたい。

女の子たちへの接し方、確かにかなり微妙だけど、

ああいう人だと思って気にしないことにしてる。

 

と言ってました。

 

そっかー。みんなもそう思ってるのか。

 

突然の孤立無援

 

 

時間とともに、例の彼(前のお店のお客さま)

のことで受けた心の傷もまぎれてきました。

傷は癒えてはなかったですけれど、ごまかしてなんとかやっていました。

 

ぎこちない雰囲気はあったものの、

遅番になってからはちゃんと時間に出勤してましたし。

 

しかしある日突然、スタッフ全員態度がク◯になったのです。

あなたがお店で一番不発が多いです。とか(アンケートの結果を見て)

お客さまのお帰りコール時に不発の場合は合言葉があるので、

自分でもきちんと不発申告していました。

事実はいいとしても、それは違うんじゃないのということまで細々と説教。

 

どうしたの?

というくらいに徹底的に態度を変えてきました。

 

理由はなんとなくわかりました。

禁止ではなかったけれど、

掛け持ちしていることを知られてしまったのでしょう。

 

しっかり稼げていたのに、なぜ掛け持ちをしたのかというと、

なぜか馴染まない雰囲気のお店に毎日出勤していると、

精神衛生的につらかったから。

 

他の女子に会うこともなく、なんか孤独。

会ったとしてもみんな超若くて、

アラサーの私は浮くから目立たないようにしなきゃ。

 

誰かと話をしたかったから掛け持ち?

 

どうせならお金を稼ぎながら?

 

 

居心地が悪くて病んでいた私は、前のお店の知り合いにそのことを話しました。

 

その子は同い年でしたが、私よりはるかに風俗経験がありました。

 

出戻りは一般的にはあまりいいこととはされてないけど、

何かやらかしてクビになったわけじゃなければ、店長に相談もありだと思うよ。

軽く聞いといてあげようか?

と言ってくれました。

 

寮を退去して出戻り

 

 

その子の働きかけのおかげもあったのか、

元いたお店は、あっさりOKしてくれました。

だから本当にいいの?って聞いたのに。

と店長に言われました。

 

一年ほど住んでいた寮を、自力で引っ越しするのは大変でしたが、

親に借りた車に、なんとか1人で荷物を積み込みました。

 

そのあとそのお店には一度も出勤しませんでした。

 

お店のク◯化した下っ端スタッフが私に言ったこと。

「寮を出るのは、ほとんどの子は彼氏と住むからっていう理由だから、

ただ出るって何かあったんですか?」

 

(心の声)

(はー?なんじゃその幼稚な理論。分かってるくせにバカにしてんの?

他の子みたいに若くないからそんな機会もないし、

タダ◯ン家政婦になり得る安易な同棲なんて、簡単にはしませんよ。

本気でそんなこと言ってるんなら一回◯んでくれない?)

 

と、思いつつ、

「そーなんですかー?私は同棲とかそういうんじゃないんですけど、、、」

とだけ言っておきました。

 

こんな人とまともに話をする気にもならないし、

所詮この世界、こういう人もいるしね。

 

 

私には、帰れる実家があったことも大きかったと思います。

そのお店の女の子は、とても遠い地方の人が圧倒的に多かったですから。

前にいたお店は地元の人が多くて、

結婚して子供がいる人が半分くらい、シングルマザーさえも少なかったですから。

 

そう言った意味で、まだ結婚していない若い女の子たちが都会に出てきて、

寂しい中での必死さや、同棲したくなることは確かにあったと思います。

前のお店の人たちが必死に仕事してないとかではなくて。

 

 

こうして過去を思い返してみると、自分のバカでひどいことになっても、

周りの人たちに本当に助けられてるなーと思います。

みんなに支えられてやってこられてます。

 

私はその点どうかというと、誰かを助けたり、

役に立ったりしていないような気がしています。

不器用で、わがままで愚かなだけ。

 

いつも助けてもらっていることに感謝して、

私にできることはしていきたい、って思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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